秋、北海道、激走湯めぐりの旅

第2話 星降る宿

 宿泊データ 雰囲気   食 
2015/9/20  ぬかびら温泉中村屋  家庭的、暖かい、楽しい  3.6 3.0 4.2 4.0 

さて、翌日はまだ降ったり止んだりの雨の中、層雲峡を通って糠平に向かいます。
途中、残念ながら予約が取れなかった大雪高原山荘に立ち寄り湯に行きたいな、と思っていたのだけれど雨...ということで、そのまま三国峠を通って、糠平へ。

三国峠は紅葉がちょっと始まっていて雄大な眺めが素晴らしい。
しかも素敵なカフェがあって、美味しいコーヒーを淹れてくれます。
http://www.hokkaidolikers.com/articles/1639
カフェラテをテイクアウトして、景色を眺めながら一服♪雨も上がって良いお天気!!

(優)このカフェ、一杯一杯、ペーパドリップで手入れ。なかなかよい感じ。
が、こんな風に連休の紅葉シーズンとなると...客多すぎて、完全にキャパオーバな感じ。もう少し落ち着いたときにお邪魔したら、コーヒーももっと美味しくなるかもなぁ、などと、最近、かなりコーヒーのドリップに凝っている僕は思ったりした。
いや、今回も美味しかったんですけどね。






さて、糠平は、たまたまネットで見つけたのですが、今回とても楽しみにしていた宿なのです。
ぬかびら温泉 中村屋
http://nukabira-nakamuraya.com/
ご家族で頑張って切り盛りされている、手作り感とぬくもり溢れるおもてなしの素敵な宿でした。



ここは熱愛されている方が、ブログで余すところなく紹介されていたりするので詳しくは書きませんが(http://onsen.weblog.to/archives/20358167.html)サービスがとても良いです。
宿の方のホスピタリティがいいと言うべきか。
ロビーも、不思議な雰囲気ながら寛げます。



















お部屋は、建物自体はかーなり老朽化が進んでいて、それを工夫して部分的に改築しながら使っている感じ。
改装済みのところはちょっとオシャレで、古いままのところはレトロです。
それぞれ印象が違うと思います。我々は一番小さな古いタイプのお部屋。
バス、トイレは無し。古いけれどべつに過不足は無い感じでした。
壁が薄くて、ちょっとギシギシはしていたけれど。
お布団もちゃんと敷いてくれるし清潔な感じで快適に寝られました。

お風呂はレトロな内風呂が素敵なのと、混浴の露天風呂(時間によって女性専用時間もあります)があまり大きくはないんだけれど、開放感タップリで気持ちが良くて、夜は近くまで鹿がやってきて草を食んでいたりします。
(私が1人で入っていたときは、7頭ぐらい連れ立って、7-8M先まで来てました。)

「星の釦」という照明を消すボタンがあって、夜入る時にこれを押すと...

満点の星空...

本当に綺麗でちょっと感動します。








この宿は、そこここに、セレクトされた本とかマンガとかが置いてあったり、「エゾリスの穴」だったっけ?宿泊者がちょっと借り出しできる
色んな便利なものが置いてある小部屋とかがあって、(追加のタオルとか、懐中電灯、一筆箋とか)
ディテールがとても気が利いていて楽しいです。

食事は食堂でいただきます。これも好き好きだと思いますが、とっても手作り感満載。すごくオリジナルで、ヘルシーで女性好みだと思います。(センスのいい家庭料理な感じ。)
ちょこちょこ色々、地元の素材を使ったお料理を、見た目も可愛らしく供してくれます。


「ちょっと一皿 コゴミと秋野菜のピクルス」
 (牛蒡、ビーツ、コリンキー、コゴミ)
 蝦夷鹿の胡麻和え...とメニューには書いてあるけれど、チーズに変わっていました。残念。
 南蛮味噌
 うずら豆の甘煮


「ニジマスのマリネ」
「新じゃがのきんぴら」


「道産豚の陶板焼き アイヌネギポン酢」


「長芋と卵のスープ」


「白蕪の風呂吹き 柚子胡椒味噌」


「ヤマベの唐揚げ甘酢あんかけ」


「栗南瓜と小豆とベーコンのグラタン」


「八列とうきびのムース 山葡萄ソース」
「小豆茶」



朝ごはんはビュッフェになっていますが、こちらも種類が多くてとても楽しい。
手作りパンや、地元のジャムなんかも美味しいです。牛乳も!!


職員さんは若い人が多く、外国の人とかも混ざっていたりしますが、総じて皆さん感じよく、楽しいお食事でした。
お酒は宿の手作りの果実酒、果実酢も色々あるし、
日本酒やワインもそれなりに選択肢があります。(私は「北の勝」をいただいて満足♪)
こちらの女将さん、娘さんと、その娘婿さんと勿論ご主人が、それぞれの個性とこだわりを生かして頑張っている、建物の古さをサービスと工夫でカバーしている、素朴で素敵な宿でした。(長野の満山荘とか、山梨の嵯峨塩館を思い出しました。)

宿の評価としては、まずCPが素晴らしいので、(1泊2食で1人1万円以下のお部屋でした。)
他と純粋には比べられませんが、雰囲気3.6、お風呂4.2、お食事4、トータル3.9ぐらいの感じでしょうか。
でも個人的にとても好きな宿で、この値段でこの満足度は凄いと思うので、近くに行く機会があれば、是非また泊まりたいと思います。
まだ工事とかしていて、更に進化していきそうなので、どうなっていくのか楽しみです。

ぬかびら温泉の町自体は、中村屋を中心に頑張ってはいるものの、寂れた温泉地です。
近くで見るものと言えば、廃線になった旧国鉄士幌線の、ダム湖に沈んだコンクリート橋梁ぐらいかな。

湯めぐりも良いのですが、宿によって当たり外れがあるので、注意が必要かも。お向かいの、山湖荘の洞窟風呂が、狭いけど面白かったです。
(宿も綺麗でした。)






to be continued...

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