ALASKA!(夢の大地、夢の海、夢のキング...アラスカへ)

これがアラスカ...

アンカレッジ空港。立派な、綺麗な空港。何せアラスカの予備知識は野田さんであり、星野さんであり、はたまた新田次郎のアラスカ物語であったりするのだから、時代は変わっていて、故にあまりの近代的な雰囲気に少々面食らった。

空港からアンカレッジダウンタウンのホテルへ。初日はシェラトン。

7月16日の18時過ぎのフライトで成田を出たのに、アンカレッジに着いたら、何故か同日の16時前。まさにタイムマシン。時差の不思議さよ…





相変わらず飛行機ではなかなか寝れないため、延々と起き続けている。
そうとう疲弊気味。
ともかく、飯を食わねば!

ダウンタウンの良さそうな店に入ってみる。
勢いで牛フィレのステーキを頼んだら、厚みが5センチはありそう。
これがまた美味いこと。

味も決して濃くはなくて、食べやすい。
決して安くはないけれど、そもそもアメリカ、アラスカは物価は高いし、旅行中は財布の紐は緩むので致し方ない。

何時までも日が暮れない。
23時過ぎてもまだ明るい。


22時ころ


ビル壁面一面の壁画。なかなか圧巻。

長い長いアラスカの日照時間の短い冬。
だから、夏は太陽を最大限楽しむ。それがアラスカなのだろう。
子供たちも22時過ぎの遅い時間に走り回っている。

美味しいところだけ楽しみに来ている僕ら観光客は、ちょっとだけ申し訳ない気もするけれど、でも、この時期の観光業で生計を立てている人たちも多いだろうから、僕らは思いっきり、最高のシーズンのアラスカを楽しめばいいのだろう。

眠いのに土産店や、今後の参考にと、チェックしていたホテルの偵察に行ったり、ブラブラしていたらあっという間にこんな時間。

ともかく、寝る。


翌日、つまりようやく迎えた17日。
喫茶店で軽い朝食を…といっても、やたら重たいのだけれど…とって、レンタカーを借りて、ホテルに戻って荷物を積んで、一路、ホーマーを目指す。
今回のパートナーな日産ベリーサ。まだ5000キロも走っていない新車で何となく安心感。

まだ、書き終えていないが、去年のゴールデンウィークにはカルフォルニアに行ってレンタカーを運転しているし、何より一昨年のイタリアで大変な苦労をしているので、左ハンドル右車線にもう慌てない。成長したなぁ。
まあ、まだ時々、ウィンカーとワイパーを間違えるけど…これはご愛嬌ということで。


キナイ半島に向けて走り出す。


道路は道幅も広く、快適そのもの。
天気も申し分ない。快晴。高く澄んだ青空だ。



アンカレッジからポーテージまでは、ターナゲン入江に沿った眺望の良いルート。
キナイ半島側の山々は雪を抱き、海は夏を感じさせる。目を奪われる。
ついつい車を停めて、たぶん後から見直せば同じ様な写真にしかならんのだろうなぁ、と思いつつもシャッターを切る。



しばらく進んだところで、ふと道が滞った。あれ?渋滞ってことはないよなぁ…

路上に停めた車の近くで、海の方を見ている人と、山を気にしている人と両方いる。
何かな?と海をみると、ヘリコプターが何か変なものをロープで吊り下げて飛んでいる。
すると、それを海に落とし、また引き上げる。



どうにも、あれは釣りで使う水汲みバケツの大きなもののようだ。
となると…やはり山火事。



山から煙が上がっている。
アラスカは一部除いてかなり乾燥しているようで、ちょっと大事になりそうな感じ。

事実、ホーマーに2泊して帰るとき、山火事はさらに延焼して燃え続け、道路は片道規制で本格的な渋滞になり、かなり苦労することになる。


また、車が滞った。今度は...

ちょうど、眺望エリアで駐車スペースが道路の左右にある場所あたり。
右手側は海、左手側は山の岩肌。
みんな、岩肌の上の方を見ている。
お!あれは!





いきなり登場したのは、マウンテンゴートの群れ。
岩肌を思いのままに移動している。


今回のアラスカに備えて、カメラ関係を整えた。75-300mm F4.8-6.7(マイクロフォーサーズ)の暗い望遠ズームを望遠端で、かつ手持ちで撮影するためには...と、ついついカメラ本体に手を出してしまい...オリンパスE-M5 MarkⅡを買ってしまい、その他もろもろ...
ここは話が相当それるので別ページに。

さて、そんな望遠ズームが初活躍するときが来た。
結構遠いので粗い。しかも素人なので上手く絞りも露光も取れていないけれど、まぁそれは追々...

でも、結構撮れた。芸術性は欠片も無いけれど、こいつらとの出会いは記録できたし、肉眼だけでほ見えないところまでファインダー越しに見れて、なかなか面白い。

先に進む。
車窓を雄大な景色が流れる。凄いな。ホントに。
この時点ですでに予想を超えている。

アラスカの勝手なイメージは、もっと荒涼として、もっと暗いイメージがあったのだけれど、飛び切り美しくて、そして明るい。

人工構造物を視界に入れないことが容易。
道路は整備されて広く綺麗。
空港は新しくて綺麗。公共のトイレなどもとても清潔。人びとは明るく感じよい。
心地よいことしかない。
おそらく、誰しも、夏のアラスカを訪ねれば、出逢った、と感じるのでは。
ここは何度も訪れる場所になりそう。そんな確信が早々に得られる。



さて、左手には湖畔。美しい。
花が咲き乱れている。といってもアラスカの花は慎ましく、それでも精一杯短い夏を謳歌しているかのように、とても明るく咲いている。




ポーテージを過ぎて、すこし入江を回り込んでから海岸線を離れる。
緑、時折渓流が見える。そして湖。

Seward (シューアード)への交差点を過ぎて、1号線を西へ。
途中、如何にもアメリカっぽい道路脇の喫茶店?バー?で昼食。
ビーフステーキバーガーのデカさに驚きつつ、これが結構美味くて、ペロリと平らげる。
案外、アメリカの味付けは素朴で濃すぎず、結構口に合う。



キーナイ川に出会う。言わずと知れたサーモン釣りのメッカ。
車を停めて、望遠ズームで対岸の釣り人の群れを覗いてみる。
15分ほどの間に3本ヒットした。何が釣れているのか?までは分からないが、ワクワクするようなやり取りをしている。
もっとも、釣り人の数が凄いので、絶対釣れるという訳ではないだろう。でも、釣れるんだなぁ、とちょっと安心した。


分かりにくいと思うけれど、真ん中より左側にいる人は竿を曲げていて、このあとサーモンを釣りあげていた。


そして、再び海岸線に出る。
凄い!



カルフォルニア、ビッグサーの海岸線にも驚かされたが、それに近いものがある。ビッグサーよりは穏やかで優しいが、山と海が見事に調和していて、見惚れてしまう。

ニニルチク、アンカーポイントを過ぎて、いよいよホーマー。


ナビの指示通りに走っていたら、ホーマーのダウンタウンに入って来て、スピット(Spit)に抜けてしまいそうになる。
認識していたホテルの場所は確かダウンタウンの手前では?と思い、グーグルマップで検索したみると、案の定通り過ぎている。
すこし手前の坂の上で、あまりにも景色が素晴らしくて車を停めたところの近くのようだ。
ちょうど、こんなところに住んでみたいなだ、と、言っていた場所だ。

そこを過ぎて…あれ?また行き過ぎたぞ…
またUターン。
ようやく、何とも目立たないホテルへの入り口を見つけた。

Kenai Penninsula Suits。

敷地に踏み込んだ瞬間に惚れた。そんな宿。



チェックイン手続きしながら、女将?のリンダさんに吟香が色々聞きいている。
ほんと、英語が堪能なのは羨ましい。
しかし、ネイティブ並みの堪能さなので、相手もネイティブ向けの話し方になるから、僕にはさっぱり…ヒアリングも出来ない。

Garyさんからリンダさんに連絡が入っていたらしく、そのままフロントの電話でGaryさんに電話を掛けてくれた。
明日のガイドフィッシングの待ち合わせ時間など詳細を詰めるため、電話をくれ、と言われていたのだ。
2時半集合とか、ほとんど夜じゃん!という時間に決まった様子。
さらに!キングサーモンスタンプを買うように指示があった!
諦めていたところ、まさかの好転。

実は、キングの遡上は1週間前くらいで終わってしまっていたようで、フィッシングライセンスと一緒にキングサーモンスタンプの購入をもともと指示されていたところが、直前にキングサーモンスタンプは不要、と連絡を受けていた。

キングサーモンを釣るにはキングサーモンスタンプが必要なのだ。

このため、キングサーモンはもう諦めて、シルバーサーモンでもいいや!と思っていた。

ところが、急に状況が変わったようなのだ。
キングが釣れるかも!
心が躍るとはこういうことだろう。

で、少し話がよく分からないところが出てきた。
竿はどっちで持つか?と聞かれた。
フライでやるなら右。ルアーでスピニングタックルなら左で竿を持ちたい。この方が慣れている。
それを伝えようとするのだけれど、間に入っている吟香は釣りの経験がほぼ無いので上手く伝わらない。

タックルはフライだ。けれど餌で釣る??
何だかそんなことを言われている。完全に想定外。
まぁ、僕は特にフライやルアーにこだわっていないので、餌釣りでも全然構わないのだが…
一体どんな釣りになるのだろう。
ベテランガイドに従えば、間違いはないはず。


さて、吟香が拘った宿。水平線を見下ろす崖の上。
芝生の緑、海の色、空の色。ふぅ。



僕らの部屋は、グランドフロアの一つ下。
といっても、一部屋あるいは二部屋ごとに敷地内にそれぞれ趣向を凝らして散らばっている。
庭の砂利道を海に向かってあるくと、小さな小屋がある。
この小屋に入ると、下に向けた螺旋階段。
ここを降りると左右に扉がある。

熊と狼?僕らは左の熊の部屋。

扉を開ける。
おお!



何ともお洒落な…簡単なキッチンもある。
とても清潔。
そしてなにより…部屋を抜けると隣の部屋とは共有だけれど、広いプライベートガーデンがある。芝生の緑が眩しい。
そしてその先には更に眩しい海が広がり、曖昧な境界線の上に空が広がる。




これはちょっと贅沢過ぎないか?というほどだ。
日本人なら、温泉は無理にしても、間違いなく露天風呂を作るだろうなぁ。と思う。

ここの宿にもホットスパらしきものが実はあったようなのだけれど、水着がないと使えない。


さて、とりあえずキングサーモンスタンプを買わないと。
SAFEWAYというチェーンのスーパーで売っているらしい。
すでに20時過ぎているのだけれど、アラスカでは22時くらいまでは平気で店は開いている。
何せ、23時でも明るいくらいだからね。

キングサーモンスタンプを買って、スピットに向かう。リンダさんオススメのキャプテン何とか???という店に行って見ると、順番待ち多数。
成田からの移動、時差、一日中車の運転と疲れていたため、少しでも寝たい。
なので、ここは諦めてグランドエンド???というスピット先端のホテルの眺望レストランに入る。
ここも…素晴らしい。




大地の端。そこで竿を振る釣り人


そして、スピットにようやく日没が訪れる。


結局、0時近くにようやくベッドに入る。長い一日だ。

そして...
寝たような寝てないような夜を過ごして、流石にまだ暗い夜空を見上げる。

さて、いよいよだ。
キングサーモン!

to be continued...

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